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インスタントポットでご飯(白米)を炊飯する方法を紹介します。20分で、モチモチ、ふっくらした甘くて美味しいご飯ができあがります。超簡単で時短。浸水不要です。
インスタントポットでご飯を炊く
インスタントポット vs 炊飯器
白米(精米)は、炊飯器でも美味しく炊けますが、インスタントポット(マルチ電気圧力鍋)で炊くと、強い甘味が出て、何より、早く、20分で美味しいご飯が炊きあがります。浸水は必要ありません。一方、炊飯器を使った白米の炊飯時間は、通常モードで1時間かかります。
はじめてインスタントポットでご飯を炊いたとき、
え?日本の炊飯器並に炊けるやん!?
予想以上に美味しく、早く、簡単に炊きあがったことに感激し、それ以来、インスタントポットでご飯を炊くようになりました。
ちなみに、インスタントポットで玄米を炊くのに必要な時間は、28分です(浸水不要)
より美味しく白米を炊くための圧力炊飯時間
圧力調理時間について、3分、4分と試しましたが、2分間が最も歯ごたえと食感が良くなります。硬すぎず、柔らかすぎず。
材料と比率
白米と水の比率は、1:1です。この記事では、米1カップと水1カップを使用しました。だいたい、お茶碗3杯分のご飯が炊けます。
- 白米:日本産、カリフォルニア産、メキシコ産、ジャスミンなど
- 水
インスタントポットを使ったご飯(白米)の炊き方
準備から食べるまで20分。手順を写真付きでステップバイステップで紹介します。
ステップ1: 手で米を研ぐ
まず、米を研いで準備します。清潔な手と水を使います。米をザルに入れ、手で米をかき混ぜながら水で研ぎます。
【以下1~6は任意で】より美味しくご飯を炊くための洗い方
- 米をザルに入れ、ザルをボウルの上にかぶせます。米が浸るくらいの水を加え、手で米を軽くかき混ぜます。さっと10秒ほどで行います。
- すぐに、水を捨てます。
- 水に浸していない米を、手で20回ほどやさしくかき混ぜます。
- 水を加え、軽くかき混ぜます。
- 水を捨てます。
- 米が透けて見える程度に水が透明になるまで、4~5の手順を繰り返します。合計で3回程度。
ステップ2: 洗い米をインスタントポットに入れる
インスタントポットの内鍋(インナーポット)に、研いだ米を移します。
ステップ3: 水を加える
インスタントポットのインナーポットに、水を加え、インスタントポットの蓋を閉めます。
ステップ4: インスタントポットの設定と調理
インスタントポットの設定をして調理を始めます。
- 圧力:高圧
- 調理時間:2分
- 保温:オフ
- 圧力放出:自然放出
- 設定:中央のダイヤルを回して圧力鍋に合わせ、Pressure(圧力)をHIGH(高圧)に設定します。調理時間を2分に設定し、保温をOFFに設定します。保温がONの場合、キャンセルしない限り10時間保温されます。
- 予熱サイクル(圧力準備時間):スタートボタンを押して調理を開始します。ピーという音が3回鳴り、予熱サイクルが開始します。このレシピでは、予熱サイクルは約7分かかります。調理器が加熱され、圧力が上がると、蓋の上部にあるフロートバルブが上昇します。
- 調理サイクル:使用圧力に達し、圧力調理の準備ができると、ピーという音が1回鳴り、設定した2分間の調理サイクルに入ります。
- 自然放出(ナチュラルリリース):調理が完了すると、ピーという音が10回鳴ります。何もしなくていいです。蒸気が自然に、完全に抜けるのを待つだけです。蓋のフロートバルブが下がる時のカチッという音が、自然放出が終了した合図です。このレシピでは、自然放出に約10分30秒かかります。
注:私のインスタントポットのモデルは、3クォート・ウルトラ・ミニです。設定方法がモデルによって若干異なる場合がありますので、各自でユーザーマニュアルをご確認ください。
ステップ5: ご飯の完成
蒸気が完全に抜けたら、蓋を開けてご飯をほぐします。ふんわりモチモチの甘くておいしいご飯が出来上がりました。ご飯が美味しいので、ご飯だけでも食べれます。
【こつ】水っぽい場合は、以下を試してみてください。
- 水を1~2割ほど減らして水加減を調整。
- インスタントポットのフタを開けたままにしておき、余分な水分を蒸発させます。ご飯をしゃもじでほぐしてひっくり返したりして均一に蒸発するようにします。湿度や気温により、5~15分が目安です。
ご飯(白米)の活用方法
ご飯の活用法は無限大。おかずと一緒に食べたり、豆腐チャーハンなどのさまざまな料理の具材としても活躍します。
ポイントとコツ
- お米をといだら、何時間も常温で放置しない方がいいです。お米のでんぷんが溶け出しておいしくなくなり、細菌が繁殖してしまうので。洗ったお米は30分以内に炊くようにしましょう。
- 保温にすると、炊きあがったご飯が乾燥して硬くなり、鍋にくっついてしまいます。
- クイックリリースの場合、インスタントポットの内にも外にも、蒸気や液体が飛び散ってしまうので(ご飯によくない)、代わりに自然放出を行います。
- 炊飯が終わったら、ふたや鍋についた水滴を拭き取りましょう。水滴はご飯を水っぽくしてしまいます。
- 炊きあがったら、しゃもじでご飯をほぐします。ご飯をほぐすことで、ご飯から余分な水分を出します。ご飯をあまり潰さないようにします。
ご飯の保存方法と賞味期限
炊いた白米の保存方法は、米のでんぷんのアルファ化と密接な関係があります。
- 常温保存で4~5時間:炊いたお米の常温保存は、4~5時間までにします。長時間、室温で置いておくと菌が繁殖してしまいます。
- 冷蔵庫で1日:ご飯を冷蔵すると、パサパサになります。米は、水と一緒に加熱すると、でんぷんが水を吸収して柔らかくなり、粘りが出てきます。これを、アルファ化(糊化)といい、消化しやすい、美味しいご飯になります。しかし、ご飯のでんぷんは、冷蔵庫の温度に近い0〜3℃でベータ状態に戻り、パサパサしたご飯になってしまいます。
- 冷凍庫で1か月:冷凍保存で1ヶ月は持ちますが、1週間以上経つと風味は落ちてきます。炊きたてのご飯は、粗熱が取れたらすぐに冷凍します。
すぐに食べ切らない場合は、すぐに冷凍保存をするのがおすすめです!電子レンジで解凍すれば炊きたてとさほど変わりません。
白米はヴィーガン、WFPB、グルテンフリー?
白米は植物性でグルテンを含まないので、ヴィーガンやグルテンフリーに対応しています。しかし、白米は精製された穀物なので、プラントベースホールフード(WFPB/Whole Food Plant-Based)ではないです。
ご飯は、ヘルシーなヴィーガンおよびグルテンフリー料理に幅広く活用できます。
ヘルシーなごはんものレシピ
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インスタントポットでご飯を炊飯する方法(甘くてもちもち!)
材料
- 1 カップ 水
- 1 カップ 白米
作り方
- 白米をざるに入れ、手で素早く優しくかき混ぜながら水で研ぐ。
*より美味しいご飯を炊くための米の研ぎ方については、このブログ記事の炊き方のステップ1を参照。 - インスタントポットの内鍋(インナーポット)に、研いだ米を移す。
- 水を加え、インスタントポットのフタを閉める。
- 圧力を「高圧」、調理時間を「2分」、保温を「オフ」に設定し、スタートボタンを押して調理開始。このレシピでは、予熱サイクルは7分、自然放出は10分30秒かかります。
*インスタントポットの仕組みの詳細は、このブログ記事の炊き方ステップ4を参照。 - フタのフロートバルブが下がる時のカチッという音が、自然放出が終了した合図です(蒸気が完全に抜けた状態)。フタを開けて、しゃもじでご飯をほぐす。美味しいご飯の出来上がり♪
動画
ポイント&コツ
- 保存方法:炊いた白米は、室温で4〜5時間、冷蔵庫で1日、冷凍庫で1ヶ月保存可能です。すぐに食べ切らない場合は、冷凍保存がおすすめ。*ご飯の保存についての詳しい説明は、このブログ記事の「保存方法」の項目をご覧ください。
- グルテンフリー:米にグルテンは含まれていません。
- より役立つヒントについては、このブログ記事の「ポイントとコツ」をご覧ください。
- 下記の栄養成分は目安です。
栄養
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